再婚を相手の親に反対されたら|「待っていて」と言われたときに考えたいこと
公開日:2026年9月26日 11時45分
「君との再婚を、親が反対している」
相手からそう聞いた瞬間、胸が痛くなるかもしれません。相手とは穏やかな関係を築いてきたつもりなのに、会ったこともない親から反対されている。理由を聞いても「心配しているだけ」「もう少し時間が必要」と曖昧で、どう受け止めればよいのかわからない。
「親を大切にしたい」と言う相手の気持ちは理解できます。自分も、できることなら祝福されて再婚したい。それでも、話が進まない日が続けば、「相手は本当に私との将来を考えているのだろうか」と不安になります。
親の反対をすぐに解消する方法はないかもしれません。だからこそ、親の気持ち、相手の意思、自分の望みを分けて考えることが大切です。
「反対している理由」を曖昧なままにしない
相手から「親が再婚に反対している」と聞くと、自分の離婚歴や年齢、子どもの存在など、思い当たることを探してしまいがちです。「私の何がいけないのだろう」と考え続ければ、まだ言われてもいないことまで自分への批判に感じられるかもしれません。
まず確かめたいのは、親が実際に何を心配しているのかです。
再婚後の生活費や住まいについて具体的な不安があるのか。双方に子どもがいる場合、家族としての関係を急ぐことを心配しているのか。それとも、以前の結婚を経験したわが子が、また傷つくのではないかと案じているのか。理由がはっきりせず、ただ再婚そのものに抵抗を感じている場合もあります。
ここで大切なのは、親の心配をすべて正しいものとして受け入れることではありません。何が話し合える問題で、何が相手の親自身の気持ちの問題なのかを見極めるためです。
相手には「親御さんは具体的に何を心配しているの?」「そのとき、あなたはどう答えたの?」と聞いてみましょう。「反対されている」という結論だけでなく、実際の会話がわかると、状況を考えやすくなります。
説明できることと、時間が必要なことを分ける
心配の内容が具体的なら、二人で準備できることがあります。
たとえばお金が心配なら、住まいや家計をどうするか。子どもがいるなら、入籍や同居を急がず、子どもの気持ちをどう確かめていくか。親との付き合い方が気になっているなら、行事や帰省について二人の考えを共有できるでしょう。
もちろん、親に納得してもらうためだけに、二人の私生活をすべて説明する必要はありません。ただ、自分たち自身も答えを持っていない問題があるなら、親の反対をきっかけに話し合う価値はあります。
一方で、「再婚は世間体が悪い」「一度離婚した人との結婚は認められない」といった考えを、短期間で変えるのは難しいかもしれません。丁寧に話しても受け入れてもらえない場合、そのことをあなたの努力不足だと考えなくて大丈夫です。
何度も自分を説明し、評価される場に立ち続けるのはつらいものです。親との話し合いをどのように進めるかは、まず相手と相談してください。あなた一人が反対を解く役割を背負う必要はありません。
相手自身は、どうしたいと思っている?
親の反対で再婚の話が止まっているとき、見落としたくないのが相手自身の意思です。
相手が「親にもわかってほしいから、時間をかけて話したい」と考えているのか。「親が賛成しない限り、再婚はできない」と考えているのか。同じ「もう少し待ってほしい」という言葉でも、意味は違います。
聞くのが怖いと感じるかもしれません。はっきり答えてもらった結果、二人の考えが違うとわかる可能性もあるからです。それでも、理由がわからないまま待ち続けるより、相手の考えを知るほうが、あなた自身の将来を選びやすくなります。
責める言い方にならないよう、まず自分の気持ちから伝えてみてください。
「親御さんを大切にしたい気持ちはわかるよ。私も、できれば良い関係を築きたい。ただ、今のままだと、私たちの将来がどうなるのかわからなくて不安なんだ。あなた自身は、どうしたいと思っている?」
確認したいのは、親とあなたのどちらを選ぶかという二択ではありません。相手が自分の意思を持ち、二人の問題として向き合ってくれるかどうかです。
「待っていて」に期限がないと、つらくなる
親の気持ちが変わるまで待つとしても、いつ、何について、次に話すのかが決まっていないと、時間だけが過ぎてしまいます。
「今は親に何も言えないけど、そのうち何とかなる」という状態と、「来月もう一度親と話し、その後で二人の今後を相談する」という状態は違います。後者なら、望んだ結果にならなくても、二人で状況を確かめられます。
相手に「いつまでに親を説得して」と迫る必要はありません。代わりに、「次はいつ、この件について二人で話そうか」と提案してみましょう。そのときは、親の反応だけでなく、二人の考えに変化があったかも話せるとよいでしょう。
同時に、自分の中の時間についても考えてみてください。何カ月なら待てるのか。何があれば、待ち続けたいと思えるのか。反対が続いた場合、自分はどんな選択をしたいのか。
すぐに答えを出さなくてもかまいません。ただ、相手の家族の事情を尊重するあまり、自分の希望をいつまでも後回しにしないでください。
親に会うなら、何を伝えたいか二人で決めておく
親と直接会うことになったら、「今日こそ認めてもらわなければ」と気負うかもしれません。けれど、一度の面会で賛成に変わるとは限りません。最初は、お互いを知る機会と考えてもよいでしょう。
会う前に、相手と話しておきたいことがあります。親から前の結婚について聞かれたら、どこまで話すか。答えたくない質問をされたとき、相手はどう支えてくれるか。二人の今後について、すでに決まっていることと、これから考えることは何か。
親の前で相手が黙ってしまい、あなたばかりが説明する形になると、さらに傷つくかもしれません。だからこそ、会う前から「二人で話す」という姿勢を確かめておくことが大切です。
もし厳しい言葉を向けられても、その場ですべてに答える必要はありません。「今日はお話を聞けてよかったです。二人でも相談します」と持ち帰ってかまいません。あなたの過去や人生を、その場で審査されるかのように説明し尽くす必要はないのです。
「反対された私が悪い」と思ったときは
再婚への反対を、自分の価値への評価として受け止めてしまうことがあります。「離婚歴がなければ」「子どもがいなければ」と考え、これまで大切にしてきた人生まで否定されたように感じるかもしれません。
そんなときは、起きていることと、そこから自分が感じたことを分けてみてください。
「親が再婚に反対している」は、今起きていることです。「私は相手の家族にふさわしくない」は、傷ついた心が出した解釈かもしれません。悲しさを無理に消す必要はありません。ただ、その解釈だけで自分を決めつけないでください。
気持ちが入り組んで、相手に何を伝えたいのか見えなくなったら、AIタロットを使って思いを整理するのも一つの方法です。「親はいつ賛成する?」と未来の答えを求めるより、「私は何にいちばん傷ついた?」「相手にしてほしいことは何?」と問いかけてみる。出てきた言葉を手がかりに、自分の本音を確かめられるかもしれません。占いだけで親や相手の気持ちを決めつけず、確かめたいことは本人と話しましょう。
親の反対が続く中で、祝福されたいと願うのも、もう待つのがつらいと思うのも、どちらも自然な気持ちです。
再婚は、親との関係も関わる大きな出来事です。それでも、これから一緒に暮らしをつくるのは、あなたと相手です。相手は自分の意思を伝えてくれるか。二人で話し合いを続けられるか。そして、あなた自身はこの関係の中で安心していられるか。その一つひとつを確かめながら、次の一歩を選んでください。