個人開発でAIタロットサービスを作った話
公開日:2026年6月6日 2時10分
私は現在、AIを活用したタロット占いサービスを個人で開発・運営しています。
そう話すと、
「何人くらいのチームなんですか?」
と聞かれることがあります。
しかし実際は、企画から設計、開発、インフラ構築、デザイン、運営まで、ほぼ一人で行っています。
今回は、IT業界で25年以上働いてきた私が、なぜ個人開発でAIタロットサービスを作ろうと思ったのか、その経緯についてお話ししたいと思います。
きっかけは生成AIの進化
ここ数年で、生成AIは驚くほど進化しました。
文章を書いたり、会話したり、プログラムを書いたり。
少し前まで専門チームが必要だったことが、個人でも実現できる時代になりました。
エンジニアとして長年システム開発に携わってきた私にとっても、この変化は衝撃的でした。
「個人でもサービスを作れる時代が本当に来た」
そう感じたのです。
タロットとの共通点を感じた
私は以前からタロット占いにも興味を持っていました。
タロットというと未来を占うイメージを持つ方が多いかもしれません。
しかし実際に学んでみると、
自分の気持ちを整理する。
悩みを言葉にする。
新しい視点に気づく。
そうした側面がとても大きいことに気づきました。
そしてAIにも似た可能性を感じました。
AIとの対話もまた、考えを整理するための手段になり得るからです。
「当てる占い」より「向き合う占い」
AIタロットを作る際に意識したのは、
未来を断定しないこと
でした。
占いにはさまざまな考え方がありますが、私は未来を決めつけるサービスを作りたいわけではありませんでした。
むしろ、
今の気持ちを整理する。
自分の本音に気づく。
別の視点を得る。
そんな対話をサポートするサービスを目指しました。
個人開発だから全部自分でやる
個人開発の面白さは自由度の高さです。
「こうしたい」
と思ったらすぐ試せます。
一方で、すべて自分でやらなければなりません。
- 画面設計
- サーバー構築
- セキュリティ対策
- 会員登録
- 決済機能
- AI連携
- 利用規約
- 広告対応
サービスを公開するまでには想像以上に多くの作業があります。
占いロジックを考える時間よりも、インフラや運営周りに時間を使うことも珍しくありませんでした。
AIのおかげで開発スタイルが変わった
今回の開発で最も大きかったのは、AIを開発そのものにも活用できたことです。
以前なら数日かかっていた調査や実装が、AIのサポートによって大幅に効率化できるようになりました。
もちろん最終的な判断や設計は自分で行います。
しかし、
調査する。
試作する。
改善する。
というサイクルは圧倒的に速くなりました。
個人開発者にとって、これは本当に大きな変化だと思います。
サービスを作って気づいたこと
実際にサービスを公開して感じたのは、
技術だけではサービスは続かない
ということでした。
どれだけシステムが完成していても、
利用する人が何を求めているのか。
どんな悩みを抱えているのか。
どうすれば安心して利用できるのか。
そうした部分を考え続ける必要があります。
これはエンジニアというより、サービス運営者として学んだことかもしれません。
AIタロットの可能性
私はAIタロットが、
「未来を当てるツール」
ではなく、
「自分自身と向き合うツール」
として発展していく可能性を感じています。
誰にも話せない悩み。
夜中にふと感じる不安。
整理できない感情。
そうしたものを言葉にする場所として、AIは大きな役割を果たせるかもしれません。
まとめ
個人開発でAIタロットサービスを作ろうと思ったのは、生成AIの進化とタロットの持つ自己対話の力に可能性を感じたからです。
IT業界で25年以上働いてきた私にとっても、AIの登場は大きな転機でした。
そして今は、一人でもサービスを作り、多くの人に届けられる時代になっています。
まだまだ試行錯誤の途中ですが、AIとタロットを通じて、誰かが少しでも自分の気持ちを整理できる場所を作れたら。
そんな思いで、今日もサービスの改善を続けています。