50代バックエンドエンジニアがAIタロットサイトを作った理由
公開日:2026年6月24日 22時40分
はじめに
私は50代のバックエンドエンジニアです。
IT業界で25年以上、主に業務システムやWebシステムの開発に携わってきました。
長年エンジニアとして働いていると、新しい技術が次々と登場します。
インターネットの普及、スマートフォンの登場、クラウドサービスの発展。そして近年では生成AIが大きな話題となりました。
そんな私がなぜAIタロットサイトを作ろうと思ったのか。
今回は、その理由についてお話ししたいと思います。
きっかけは生成AIの進化
ChatGPTをはじめとする生成AIが登場したとき、多くのエンジニアと同じように私も大きな衝撃を受けました。
これまでプログラムは人間が書くものでした。
しかしAIは、
- 文章を書く
- アイデアを出す
- 質問に答える
- コードを生成する
といったことを自然に行います。
初めて触れたとき、
「これは今までの技術革新とは少し違うかもしれない」
と感じました。
エンジニアとして、この技術を使って何かサービスを作ってみたいと思うようになりました。
占いとの出会い
一方で、私は以前からタロット占いにも興味を持っていました。
占いというと未来を当てるものだと思われがちですが、私自身は少し違う考え方をしています。
タロットカードは、
- 自分の気持ちを整理する
- 新しい視点を得る
- 今の状況を客観的に見る
ためのツールとして活用できると感じていました。
実際、人は悩みを抱えたとき、
「答えが欲しい」
というよりも、
「自分の気持ちを整理したい」
と思っていることが少なくありません。
その考え方は、エンジニアとして問題解決を行う仕事にもどこか共通するものがありました。
AIとタロットは相性が良いのではないか
生成AIを触っているうちに、一つのアイデアが浮かびました。
「AIとタロットは意外と相性が良いのではないか」
ということです。
タロットカードには多くの解釈があります。
同じカードでも、
- 恋愛
- 結婚
- 転職
- 人間関係
など、相談内容によって読み方が変わります。
生成AIは大量の情報を整理し、状況に応じて文章を生成することが得意です。
その特徴を活かせば、一人ひとりの相談内容に合わせたリーディングができるのではないかと考えました。
「相談内容を覚えているAI」を作りたかった
一般的なAIチャットは、その場のやり取りで完結することが少なくありません。
しかし悩みというものは、一日で解決するとは限りません。
例えば恋愛相談なら、
- 昨日は相手から連絡がなかった
- 今日は少し会話ができた
- 来週は会う予定がある
というように状況が変化していきます。
私は、
「前回の相談内容を覚えていて、その続きから話せるAI」
を作りたいと思いました。
そうして生まれたのが、
相談内容を覚えているあなた専属のAIタロット
というコンセプトです。
50代だからこそ挑戦したかった
正直なところ、50代になってから新しいサービスを立ち上げるのは簡単ではありません。
若い頃と比べると体力も減りますし、新しい技術を学ぶ時間も必要です。
それでも挑戦しようと思ったのは、
「まだ新しいことを始められる」
と自分自身に証明したかったからです。
エンジニアという仕事は、常に学び続ける職業です。
年齢を理由に挑戦をやめてしまうと、そこで成長も止まってしまいます。
だからこそ、生成AIという新しい技術を使ったサービス開発に取り組むことにしました。
実際に作ってみて感じたこと
サイトを作る過程では、多くの苦労がありました。
- AWSの構築
- 認証機能の実装
- AIとの連携
- 決済導入
- SEO対策
- コンテンツ作成
どれも簡単ではありませんでした。
しかし、自分で考えたサービスが少しずつ形になっていく過程はとても楽しいものでした。
そして何より、
「誰かの悩みを整理するきっかけになるかもしれない」
これから目指していること
私が目指しているのは、未来を断定する占いサービスではありません。
悩みを抱えた人が、
- 自分の気持ちを言葉にできる
- 考えを整理できる
- 少し前向きになれる
そんなサービスです。
AIは万能ではありません。
しかし、人が自分自身と向き合うためのサポート役にはなれると思っています。
おわりに
50代になってから新しいサービスを作ることは決して簡単ではありませんでした。
それでも、生成AIという新しい技術と、以前から興味を持っていたタロットを組み合わせることで、自分なりのサービスを形にすることができました。
これからも改善を続けながら、利用してくださる方にとって少しでも役立つサービスを目指していきたいと思います。
もしこのコラムを読んでいる方の中に、
「年齢的に新しい挑戦は難しい」
と感じている方がいたら、お伝えしたいことがあります。
挑戦に遅すぎるということはありません。
私自身が、その途中にいる一人なのです。 と思うと、大きなやりがいを感じます。