ウェイト版とマルセイユ版の違いとは?

公開日:2026年5月24日 21時05分

タロットカードの代表的な2つのデッキを分かりやすく解説

タロットカードを調べていると、

「ウェイト版」 「マルセイユ版」

という言葉を見かけることがあります。

どちらも有名なタロットカードですが、実は絵柄や読み方、考え方に大きな違いがあります。

これからタロットを始める方の中には、

「どちらを選べばいいの?」 「何が違うの?」 「初心者向けなのはどっち?」

と疑問に思う方も多いでしょう。

今回は、タロットカードの代表的な2つのデッキである「ウェイト版」と「マルセイユ版」の違いについて、分かりやすく解説します。


ウェイト版とは?

現在、日本で最も広く使われているのが「ウェイト版(ライダー・ウェイト版)」です。

1909年に、アーサー・E・ウェイトとパメラ・コールマン・スミスによって制作されました。

現在、タロット占いの本やサイト、YouTubeなどでよく見かけるカードの多くは、このウェイト版をベースにしています。

ウェイト版の最大の特徴は、「絵で意味が分かりやすいこと」です。

特に小アルカナと呼ばれるカードにも人物や場面が描かれており、

  • 悲しそうな人物
  • 喜んでいる人
  • 戦っている場面
  • 不安そうな様子

など、“感情”や“状況”が視覚的に表現されています。

そのため、カードを見た瞬間にイメージが湧きやすく、初心者でも直感的に読みやすいのが特徴です。


マルセイユ版とは?

一方、マルセイユ版は、ウェイト版よりも古い歴史を持つ伝統的なタロットカードです。

17世紀頃からヨーロッパで広く使われていたとされ、現在でも多くの愛好家がいます。

マルセイユ版の特徴は、「シンプルさ」です。

大アルカナには人物や象徴的な絵が描かれていますが、小アルカナは非常にシンプルです。

例えば、

  • ソードが5本並んでいる
  • カップが7つ描かれている
  • ワンドが交差している

といったデザインが中心で、ウェイト版のように人物やストーリー性のある絵はほとんどありません。

そのため、初心者には少し難しく感じることがあります。

ですが、その分、

  • 数字の意味
  • カードの配置
  • 象徴の読み取り
  • 直感

を重視した、奥深いリーディングができるとも言われています。


なぜウェイト版が人気なのか

現在、初心者向けとして最もおすすめされやすいのはウェイト版です。

理由は非常にシンプルで、「読みやすいから」です。

例えば、ソードの3。

ウェイト版では、ハートに3本の剣が刺さっている有名な絵柄になっています。

そのため、

  • 傷ついた
  • 悲しい
  • ショック
  • 心の痛み

といったイメージが自然と伝わります。

一方、マルセイユ版では、剣が3本描かれているだけです。

そこから意味を読み取るには、カードの象徴や数秘術的な理解が必要になります。

つまり、ウェイト版は「視覚的に感情を読みやすい」、マルセイユ版は「象徴から深く読み解く」という違いがあるのです。


どちらが優れているのか?

これはよくある質問ですが、「どちらが上」というものではありません。

ウェイト版には、

  • 分かりやすい
  • 初心者向け
  • 感情を読みやすい
  • 恋愛相談に強い

という魅力があります。

一方、マルセイユ版には、

  • シンプルで奥深い
  • 解釈の自由度が高い
  • 直感を使いやすい
  • 伝統的な雰囲気がある

という魅力があります。

実際、長年タロットを学んでいる人ほど、「最終的にマルセイユ版に戻る」というケースも少なくありません。

それだけ、シンプルな絵の中に深い象徴性が込められているのです。


AIタロットでよく使われるのは?

現在、多くのAIタロットやWebサービスで使われているのは、ウェイト版系の解釈です。

理由は、ウェイト版の方が感情や状況を文章化しやすいからです。

AIは、

  • 感情分析
  • 状況整理
  • 言語化

を得意としています。

ウェイト版は絵柄にストーリー性があるため、AIとの相性も非常に良いのです。

特に恋愛や人間関係のリーディングでは、

  • 不安
  • 距離感
  • 気持ちの揺れ
  • 関係性の流れ

などを読み解きやすいため、多くのAIタロットサービスで採用されています。


これから始めるならどっち?

もしこれからタロットを始めるなら、まずはウェイト版がおすすめです。

絵柄から直感的に意味を理解しやすく、「カードを読む楽しさ」を感じやすいからです。

その後、もっと深くタロットを学びたくなった時に、マルセイユ版に触れてみると、

「こんな読み方もあるんだ」 「カードの象徴って面白い」

と、新しい発見があるかもしれません。


最後に

ウェイト版とマルセイユ版は、どちらも長い歴史を持つ魅力的なタロットカードです。

ウェイト版は感情や状況を読み取りやすく、初心者にも親しみやすいデッキ。

マルセイユ版は、シンプルな中に深い象徴性が込められた、伝統的なデッキです。

大切なのは、「どちらが正しいか」ではなく、自分が読みやすいと感じるカードを使うこと。

タロットは、カードとの相性や直感もとても大切な世界です。

ぜひ、自分に合ったタロットカードを見つけてみてください。

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